結局在庫はなかった。何らかの調達経路を確保したという話もすべてうそだったと分かった。サムスンが大慌てで協力会社に90日分の在庫を確保してほしいと一斉に通達したからだ。
公文書での通達という形式なだけに切迫感がある。ホワイト国から削除されれば1112品目がすべて輸出規制対象になると言われてる中で、期日までにどこまで在庫を増やせるかが勝負となるだろう。
サムスン電子がモバイルや家電などの完成品協力企業に“日本産素材部品に対して90日以上の在庫を確保してほしい”という公文書を送った。
最近、本社購買チーム名義で協力企業に発送した公文書で、サムスン電子は“日本政府が追加で『ホワイトリスト』から韓国を除外することを検討している。費用がかかっても在庫確保が最優先という状況で、7月末まで(いくら遅くとも8月15日前)には90日以上の安全在庫を確保するようを望む”と明らかにした。追加的な在庫確保に必要な費用まで会社がすべて負担する条件まで掲げた。
サムスン電子が翌月15日をデッドラインとした理由は、日本政府が最近、韓国を安保上の友好国家であるホワイト国から除外する可能性があるためだ。
現在、日本政府の輸出規制措置は現在の3品目(エッチングガス・フォトレジスト・フッ化ポリイミド)に限定されているが、韓国が日本政府のホワイト国リストから除外されれば先端素材・航法装置・センサーなど1112件の戦略物資に対して輸出規制を受けることになる。
サムスン電子も公文書で“韓国がホワイトリストから除外されれば日本企業の韓国向け輸出品目別の個別許可対象が拡大される可能性が相当ある”と予想している。
たとえば、積層セラミックコンデンサ(MLCC)が日本の輸出規制品目に追加される場合、サムスン電子の完成品も打撃が避けられない。MLCCはスマートフォンには800~1200個、テレビには2000~3000個、電気車には最大2万個まで使われている。
当初想定していたとおりの最悪の展開になる可能性が高まってきたと思えばいい。つまりサムスンは3週間分のフッ化水素しか持っていない。フォトレジストも同様だろう。それでサムスンは自社製のAPをインド向けと韓国向けにしか生産できなくなったんだ。しかも一部のラインでだ。9月完工とされるEUV専用ラインは稼働不可能になる。
さらにサムスンとっての悩みの種は、止まる品目が3つから一気に1112品目へと増える可能性が想定されることだ。ホワイト国からブラック国の“り地域”へと転落すればそうなるだろう。以前出てきた40品目どころじゃない。1112品目だ。
具体的な品目としては積層セラミックコンデンサ(MLCC)以外は分かってないが、先端素材や航法装置にセンサーなどが加えられると言われている。
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