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Thứ Tư, 3 tháng 7, 2019

韓国空軍の実容量! 面白い間違いです「鳥の群れを正体不明の飛行物体と誤認し」

1日午後、韓国空軍が江原道の非武装地帯周辺で鳥の群れを正体不明の飛行物体と誤認し、戦闘機を出動させる出来事があった。

韓国軍の合同参謀本部によれば、同日午後1時ごろ江原道(カンウォンド)中部の非武装地帯(DMZ)上空で正体不明の航跡がレーダーに捕捉され、KF-16戦闘機が発進。パイロットが肉眼で確認したところ、鳥の群れであることがわかったという。

これを一部の韓国メディアは“過剰反応”と伝えた。韓国では先月、北朝鮮の小型木造船が海軍や海洋警察の監視網に捕捉されないまま、東海岸の港に入港する事件があった。これで批判を浴びた軍が、世論の視線に対して過敏になっているというのだ。

しかし、もうひとつ解説を加えるなら、軍をいっそう過敏にさせているのは文在寅政権である。青瓦台は、小型船入港の詳細な状況を当初から把握しながら、軍が事態の矮小化を図るのを黙認したのだ。

というよりも、文在寅大統領が“隠ぺい”に加担していたとするなら、それ自体が軍の自浄作用を殺す最大の圧力として作用していると見ることもできる。

このように、世論と政治の板挟みになった軍の内部には、一部に政権に対する反発も見られる。

ただ、軍といえども行政機構の一部である以上、首脳たちは政治の意向に敏感にならざるを得まい。韓国ではこのようにして、軍事行政が政治によって捻じ曲げられる状況が長く続いてきた。

そしてより懸念すべきは、朝鮮半島は今なお、北朝鮮と米韓が対峙する軍事的緊張下にあるということだ。軍紀が乱れ、本格的な戦争には耐えられそうにない北朝鮮だが、だからこそ韓国の弱点を攻略すべく核、サイバー攻撃、特殊部隊といった“非対称戦力”の強化に力を注いできた。

先述したような、メディアの報道を通して日々明らかになる韓国軍の迷走ぶりは、北朝鮮にとって実に“おいしいネタ”であるわけだ。

結果的なことを言えば、韓国では政治と軍当局が、そうしたネタを率先して北朝鮮に提供するような状況が続いてきた。

文在寅政権はそれを“積弊(積み重なった弊害)”と呼び、その清算を売り物の一つとしてきた。ところが今や、自分自身がその一部となりつつあることを、本人たちはどれほど認識しているのだろうか。

一方でサプライズ米朝会談実現でも“文在寅はずし”は終わらない。

6月30日、トランプ米大統領の“ツイッター提案”から始まった板門店(パンムンジョム)でのサプライズ米朝首脳会談の推移を。

韓国メディアが関心を寄せたのは、会談そのものの成否だけではない。それに劣らず、文在寅大統領の“立ち位置”が注目の的となったのだ。というのも、北朝鮮メディアはこの前日まで、“思考と精神がマヒしている”などと口を極めて文在寅大統領を罵倒していたからだ。

文在寅政権はこの間、北朝鮮に対してたいへんな気の使いようだった。特に、金正恩党委員長が最も批判されることを嫌う、北朝鮮国内における残忍な人権侵害からは露骨に目を背けてきた。

それにもかかわらず、北朝鮮は最近になって、文在寅氏に対する個人攻撃を開始していた。日米との不協和音に加え、北朝鮮からもハシゴを外される危機に直面していたのだ。

北朝鮮が腹を立てているのは、韓国が米国との協調を優先し、南北首脳会談で合意したはずの経済協力に、文在寅政権がなかなか踏み出そうとしないからだ。もっとも韓国としても、北朝鮮の非核化が進展していない以上、おいそれと経済協力に踏み出すことなどできない。

そこで文在寅政権は、米朝対話の“仲介者”を自任して当事者としての立場を守ろうとしてきたわけだが、北朝鮮は“(韓国の)仲介など不要だ”と明言している。これを受けて韓国メディアは、北朝鮮が板門店での米朝首脳の対面の場から、文在寅氏を締め出すのではないかと心配したわけだ。

結果的に、文在寅氏は米朝首脳の会談には同席しなかったものの、3者ともに言葉を交わす場面が作られたことで、体面を保つ形となった。

しかしだからと言って、北朝鮮が韓国に対する態度を変えたわけではない。北朝鮮の対韓国宣伝サイトである“ウリミンジョクキリ(わが民族同士)”はこの日、“米国の承認なしには北南関係において一歩も前進できないものと思い込んでいる南朝鮮当局の思考方式は、これ以上は見過ごせないほど時代錯誤的と言わざるを得ない”などとする論評を掲載した。

対外宣伝サイトの“メアリ”も同日の論評で、“(韓国が)外勢を優先視する事大主義的な根性を大胆に捨て去り、北南宣言で明らかにされたとおりに民族自主の旗を高く掲げることだけが、真に北南関係の新たな歴史を記していく道なのだ”と強調した。

つまり、北朝鮮が韓国に求めるのはあくまで経済協力の実施であり、それは今後も変わらないということだ。そして、韓国が米国の承認なしに経済協力に踏み出せないという現実にも、変化は起きそうにない。

文在寅政権はこれ以外にも、日韓関係の悪化や軍の失態など、いくつもの難問に直面している。

この状況下、今後いっそう強まるはずの北朝鮮からの“韓国はずし”攻勢に、文在寅政権はどのようにして耐えるのだろうか。

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